春田造園の日常

その時に思う事

建築リフォーム 2

左官業とタイル業、どちらも独自の技術と知識を要する作業ですが、両方できると建築リフォームには便利です

左官は素材を塗り付けて仕上げる作業です

生粋の左官屋ではありませんので

漆喰や土壁のような伝統的な技法はする機会はありませんでしたが、

建築で一般的使用する素材の調合や塗り方は

ある程度理解しております

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実際は下地がなくても昔ながらの技法でタイルをおさめることはできますが、

タイル割り付けができるため、ベストな状態に塗り付けをしておく方が簡単に言えば楽に進めることができます。

タイル業は正確な寸法と平坦な下地が求められ、

細かい調整やカット作業が多いため精密さも求められます
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タイル左官は建物の仕上げには異なる作業ですが、適した材料を使用する事により

スピーディーに作業を進めることができます。
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リフォームによくある既存のタイル補修は、そもそも同じタイルはもう無いので、よく似たタイルを使用するか、

使いまわせるなら再利用するしかありません。
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タイル補修に関しては、あらゆる改修工事をしてきましたので、大体は無難におさめる事ができます
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タイル補修にしろ、左官補修にしろ

問題なのが、既存の色に合わす事が難しいと言うことです。

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仕上げ調は刷毛引き仕上げ、金鏝押さえ、他、大体合わす事はできるのですが、

色合いは経年劣化により風化しており、既存の仕上がりより綺麗に仕上がってしまいます。

左官塗り補修は部分的ではなく、

その面全てを塗り直せば良いのですが、

リフォーム改修はコストもかかりますので

状況により致し方ありません。
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タイルの部分補修も同じく、既存のタイルを再利用できても目地の色が変わってしまいます。

部分的に直した感はありますが、ご予算に合わせて最善を尽くしております。

 

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梅雨の作業環境と庭木管理

梅雨の中休みとは言え、度々30℃超えです

京都の梅雨は他の地域と比べると

平均気温は高めらしいですね

平均気温は23℃から27℃とじめじめとした蒸し暑さが続きます

観光気分を味わうなら

京都の梅雨時期は新緑や花々が美しいので、

雨の日はお寺など散策するのも楽しいかと

思います

仕事がら梅雨時期は雨具がかかせません。

天候が不安定なため作業的にはカッパを着たり脱いだり、

空調服を着たり脱いだりと

忙しなく着替えを繰り返したりしてます、、

庭木が雨で濡れている事が多いので、

雨が上がっていてもカッパを着て剪定をしている事もよくあります

カッパも蒸れるので、着ていても汗で服もズボンもべちゃべちゃですが、

庭木はけっこう汚れているのでカッパを着ていないと服が泥々になるので、

その時の状況で我慢してカッパを着ている時もあります。

作業的には

雨模様が続き土が柔らかいので、

草引きは根から抜きやすく除草には

良いですね

庭木も乾燥してる事から思えば元気そうに思えます。

お庭管理としましては

病害虫対策は必須です

湿度が高い梅雨時期は病気が発生しやすいので、葉っぱの状態を観察し、以上があれば必要に応じて薬剤散布等で早めに対処します。

幹の根本に木クズや虫糞があったらテッポウムシ(カミキリムシの幼虫)が入っています。

庭木の樹勢が著しく衰え、枯れる恐れがあります。

早急に駆除や予防対策が必要になります。

お庭でカミキリムシの成虫を見つけたら捕殺するのが確実です。

庭木を枯らす天敵になりますので、

可哀想ですがしっかり退治しましょう

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洋風の庭木と剪定

去年に植えたスモークツリーが満開でした。

開花後の花穂が煙のように見えるところから名がついたようです。

触るとフワフワした感じでした。

7月に花芽の分化が始まるので、本来冬季剪定が最適だと思います。

この時期の剪定は花を摘むぐらいが良いのではないでしょうか、

近年ではどちらかと言えば洋風の庭木が増えたと思います。

庭木の剪定も限られた空間ではありますが、雑木らしく最も美しい姿で整える自然仕立ての切り方になってきました。

本来放任できる場所なら自然に大きくなった庭木が自然樹形だとは思いますが、

人が手を入れると本来の自然樹形とは異なると思います。

植木屋さんは重なる枝、込み合った枝、内側に伸びた枝などは切ります。

自然樹形を極力維持しながら一部の茎を切る事を間引き剪定と言いますが、

個人的には透かし剪定と言っています。

その場所にあった切り方、お客様の好みで庭木を管理することもありますので、何もかもが自然樹形の剪定をするとは限りません。

雑木風のお庭の造りが支流になってきましたが、お客様の好みと、樹木の特性、植える場所の環境でずいぶん変わります。

竹が年々弱り植え替える事になりました。

完全に枯れてはいないので抜根をする際には根は残してはいけません。

根が少しでも残っているとまた竹は生えてきます。

竹の根や地下茎は生命力が強く完全撤去は難しいので、ご相談したうえでの抜根作業になります。

新しく植える庭木はシルバーティーツリー

ベニバナイチゴノキ

カラタネオガタマポートワイン

オシャレな洋風の庭木です

ミモザユーカリの案もあったのですが、成長が早すぎると管理も大変になりますから考慮しました。

環境にあった庭木だけを選んでしまうと幅が狭まりますので、

上手に管理ができればお好みで庭木は選びたいですね。

今回は花が咲き、病害虫がつきにくい庭木です

耐寒性に若干弱いので心配ですが大丈夫だと思います。

カラタネオガタマポートワインの花季は長く芳香が強いので、

シンボルツリーとして庭木に適しています。

玄関前に植えたので来春はすごく楽しみにしています

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植木屋の蜂対策法

普通の生活ではそうめったに刺されることはないであろう蜂に、

植木屋はたまにやられます

大体アシナガバチの種類になると思います

長年やっていれば大体わかるんです

と言うか、基本探りなが剪定作業していきますから、見つけられる事が多いです。

こんなところにって場所にあったりもしますが特に驚きません

室外機の下とか、空いた植木鉢の中とかは

不要意に手を入れません。

お庭手入れは最終綺麗に掃除をします。

雑草を取りながら落葉を拾いますので、

手をいれた瞬間刺される事はよくありましたので、、、

剪定する前から常に意識しているので敏感に反応できます

作業が始まる前に見つけらた必ず観察します

巣があれば戻りますから

小型スズメバチの巣によく遭遇しますが刺された事はまだありません

大きいからすぐにわかるんです

山林には仕事で入りませんのでアレですが、

スズメバチは威嚇したあと追っかけてくる見たいですが危なすぎますよね。

トックリの形をしたコガタスズメバチは、早い段階で見つける事が多いので1匹だけがほとんどです。

駆除もさほど問題ではありません。

たまにアシナガバチの巣がこぶしほどある大きさには恐怖を感じますね。

専用の殺虫剤は持っておりませんが、

普通の虫除けスプレーはかならず持参しておりますので、

速効性は有りませんが十分に効果はあります。

今回、久々に刺されました。

アシナガバチです、、、

普通のアシナガバチに比べたらかなり小さいですが、普通に痛いです。

大体刺される日は雨降りです。

確認しながら剪定作業をしていても雨降りは飛ばないので、わからないないんです。

6月から9月の雨降りのお庭管理は注意が必要ようです。

参考までに蜂に刺された時の対処法は、

その場をすぐに離れて、針が刺さっていないか確認します。

刺された箇所を綺麗な水で十分に洗い流し冷やします。

ヒスタミン系成分を含むステロイド軟膏が適しています。

あくまで応急処置なので、気分が悪くなったら

医療機関に受診して下さい。

ちなみ私はポイズンリムーバーを使用し、

速攻で場所を確認したら毒液を吸引します。

できれば2分以内が良いです。

そしたら毒液みたいな液が出てきます。

何回か繰り返し、それから水で洗い流してます。

効果はすごいありますよ。

使用しなければ手がグローブみたいに腫れ、

翌日も痛痒さが残ります。

毒液を吸引できればピンポイントの赤みで治りムヒで痒みをとれます。

刺されないのに越したことはありませんがね、

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剪定のポイントと時期

サツキやツツジは来年もたくさん花が咲くようにこの時期に刈り込み剪定をします。

花が咲き終わったらすぐに行うのが最適です。

そうですね、大体6月から7月中旬までなら

ガッチリ刈り込めると思います。

極力葉がなくなるギリギリまで刈り込むと同じ大きさで保たれます。

あまり時期が遅れると来年の花芽が付かなくなる可能性が高いので、その時はかるめに

刈り込む方が良いと思います。

枯れた花柄もはたきながら刈り込むと良いでしょう。

電動トリマーはすっかりスタメンですが、

かかり葉を手ぼうきやくま手ではらったり、足元の裾、際だったりは、両手鋏などで最終チェックを行うと綺麗に仕上がります。

また、この時期なら思い切って半分以下に強剪定することもできます。

来年の花芽は減りますが、

大きくなりすぎたツツジやサツキを

思う高さで更新させるのも良いと思います。

小さくすると枝しか残らずスカスカになってしまいますが、

2年も刈り込みすれば元の濃さになるぐらい葉は茂ります。

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ピンコロ石花壇

忙しいからやってくれない?

と言われたので二言返事で全然いいですよ。

一段目はけっこう走れます。

裏は気にしないで良いですからね。

ピンコロ石の良いところは、それほど正確に加工されていないので雰囲気で積んでいけます。

レベルと通りは雰囲気ではダメですよ。

縦横の目地幅です。

最後の段も本来一列で終わりなら楽なんですが、最後は半丁つなげるので、

表裏通りが合うように加工しながら積んでいきます。

最終段の石は、ある程度石の大きさを合わせて置いておく方が良いです。

ピンコロ石はけっこう大小ありますから加工が大変です。

ちなみに半丁も大小けっこう違います、、、

雨模様でしたがテントを用意して下さり万全でしたね。

お手伝いできるのはここまでです。

ありがとうございました。

後日、完成を見に行きましたよ。

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建築リフォーム1

今回も建築左官工事を解体からやってみました。

基礎部分が見えてくると当時の作業風景が思い浮かびます。

キッチンのタイル張りもまだボンド張りは支流ではなかったので、

タイルにモルタルをのせて1枚1枚積んで張っていました。

もちろんお風呂のタイルもそうでしたね。

この感じが懐かしい。

浴槽が入ったら風呂場全面タイル張りで、作業は一週間はかかりました。

オレンジの提灯を付けてラジオを聴きながらやっていました。

懐かしい

今は土台ができればユニットバスを組み立てます。

造作が終わり最終ですが、作業自体はユニットバス1日で組んでしまいますから早いですよね。

思い出せば、足場も丸太でしたよね。

今は組み立て式のビケ足場になり、作業の効率があがりました。

狭い場所には階段もありませんが、上がり降りはそれほど苦にもなりません。

補修継ぎ手は必ずコーキングもするのですが、速乾性など多様にあるので使い分ければ

とても効率が良いです。

材料も道具も25年前とはずいぶん変わりましたので、歳をとってもまだまだ
やっていけそうです。
お仕事もいろんな意味で楽しいですし、建築と造園外構を上手に使いわけて
頑張ります。

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