左官業とタイル業、どちらも独自の技術と知識を要する作業ですが、両方できると建築リフォームには便利です
左官は素材を塗り付けて仕上げる作業です
生粋の左官屋ではありませんので
漆喰や土壁のような伝統的な技法はする機会はありませんでしたが、
建築で一般的使用する素材の調合や塗り方は
ある程度理解しております
実際は下地がなくても昔ながらの技法でタイルをおさめることはできますが、
タイル割り付けができるため、ベストな状態に塗り付けをしておく方が簡単に言えば楽に進めることができます。
タイル業は正確な寸法と平坦な下地が求められ、
細かい調整やカット作業が多いため精密さも求められます
タイル左官は建物の仕上げには異なる作業ですが、適した材料を使用する事により
スピーディーに作業を進めることができます。
リフォームによくある既存のタイル補修は、そもそも同じタイルはもう無いので、よく似たタイルを使用するか、
使いまわせるなら再利用するしかありません。
タイル補修に関しては、あらゆる改修工事をしてきましたので、大体は無難におさめる事ができます
タイル補修にしろ、左官補修にしろ
問題なのが、既存の色に合わす事が難しいと言うことです。
仕上げ調は刷毛引き仕上げ、金鏝押さえ、他、大体合わす事はできるのですが、
色合いは経年劣化により風化しており、既存の仕上がりより綺麗に仕上がってしまいます。
左官塗り補修は部分的ではなく、
その面全てを塗り直せば良いのですが、
リフォーム改修はコストもかかりますので
状況により致し方ありません。
タイルの部分補修も同じく、既存のタイルを再利用できても目地の色が変わってしまいます。
部分的に直した感はありますが、ご予算に合わせて最善を尽くしております。