春田造園の日常

その時に思う事

2018-01-01から1年間の記事一覧

マツのもみあげ

毎年、お手伝いさせていただいているお庭のマツ。今年で何年目になるのか、、 当初はものすごく芽の詰まったマツだったような気がします。 少しずつ枝数が減りお手入れもしやすくなっているような気がします。 マツの秋の剪定はもみあげといい、昨年の古い葉…

刈り込み

ツゲを電気ヘッジトリマーを使い刈り込みました。ヘッジトリマーとは庭木などを均一に刈り込むための機械です。よくバリカンともいいますが呼び名が違うだけで同じものです。 これだけ玉ものがあると両手鋏みだと手間がかかります。電気ヘッジトリマーのメリ…

マキの鋏み透かし

刈り込み仕立てのマキを鋏み透かし剪定で仕上げてみました。幹に枝もしっかり見えるとそれもまた綺麗に見えます。 もともと植わっていた樹木もいくらか伐採し、全ての樹木を鋏み透かし剪定で仕上げるのでずいぶん明るくなったのではないでしょうか。 一度の…

クロマツの剪定

初めて上がるクロマツ。 頭をとばし重なる枝をおおきく抜いてみました。 手が変われば仕上がりも変わってくるとおもいます。長い間手入れをしていた前の植木屋様ご苦労様でした。また来年からのお手入れが楽しみです。 春田造園のホームページはこちらharuta…

クロマツ

マツは10月には成長が止まっています。絡んだ余分な枝を抜き芽を剪定します。 そのさい残った古い葉を揉み落とす、揉みあげをおこないます。 揉み上げは枝先の葉だけを残して下葉を手でむしり取る作業のことです。 揉み上げることによりすっきりと樹形が整い…

マキの鋏み透かし

中庭のマキを鋏み透かし。枝の形も整えやすくなりました。当初は刈り込み仕上げでガチガチで枝を整理するのに時間はかかりましたが、年々仕上げるのが早くなっています。 古葉を落としてやるとなお綺麗に仕上がるとは思いますが時間に制限があるので残念です…

スギゴケ

スギゴケを張りなおします。一般的なお庭から苔庭、石組みともよく合いもっともよく使われているコケではないでしょうか。 陽当りがよく半日影の場所を好みます。 スギゴケを張るさい毛並みを不ぞろいに並べて、いかにも前からあったかのような仕上がりにす…

石積み

土留めに石積み。大小バランスよく石を積んでいきます。 大きなお庭の部分改修なので全体になじむような感じで石を積みます。 少しの遊び心で小さな腰積みをしてみました。このお庭のこの場所にはあってないような気もしますがいずれ植栽で覆われてくれるで…

アサガオの種

花が枯れた後にできるアサガオの実は最初は鮮やかな緑色をしていますが、次第にカラカラに乾燥して茶色くなった時期が種を収穫するタイミングです。 そのまま放っておくと種が弾けて飛んで行ってしまうので中の種が見えていれば大丈夫です。 ちゃんと乾燥さ…

マキの葉むしり

鋏みで枝を整理し古い葉をむしり取ります。マツの揉み上げと同じく一枝一枝手をかけるので手間がかかる作業にはなります。 お庭にあるマキは大体がイヌマキ、もしくはラカンマキのどちらかが多いです。 今回は葉の短いラカンマキ。刈り込み仕上げも綺麗に仕…

防草シート

狭い空間にでも防草シートを敷いておくだけで今後の管理はだいぶ変わります。 防草シートはその場所の縁にそって綺麗にカットすることが望ましいです。 大体は縁ぎわから草は生えてきますからね。今回はトクサを抑えるのが目的ではありましたが雑草も軽減で…

イヌマキ

独立した年にお庭造りのお手伝いをさせていただきました。とてもきれいに管理されています。玄関正面にあるイヌマキは当初移植でもってきましたが幹の形がとてもいい感じです。 玄関左奥にあるイヌマキの枝ぶりは線が細く斬新な手入れです。芯を止め高さはあ…

御簾垣

竹垣の柱が決まれば上部の傘と下部の受けを付けて全体の枠ができるとしっかり固定できた感があります。 竹垣工事は複数で作業することが望ましいです。御簾垣は横に小竹を並べていきます。 左右同時に決めるので、一人ではかなり効率が悪くなります。 奥の狭…

竹垣柱の基礎

もともと交換予定でいた御簾垣。柱が腐りかけていた所に台風で倒れました。応急処置後、ようやく復旧作業を進めることができました。今後は京都市内もあの強い台風が来ることを想定すると、柱の強度は考えました。 アルミ柱にも強度が保てるタイプもあると思…

おもてなし

今日は夕方に用事ができまして、申し訳ございませんが休憩無しでバタバタさせていただきます。と仕事始めに伝え作業にはいりました。10時にはしっかりしたおもてなしをしていただき、お昼休憩無しの13時過ぎには昼食まで出していただきました。 逆に大変気を…

ヨーロッパゴールド

一度も手入れをしたことのないヨーロッパゴールド。大きくはなっていますが他のコニファーに比べると、中の枯れ込みもなくまとまってはいますね。 根がはれる状態ではないのと風で倒れる危険性もあるので高さを落としました。 強剪定の時期ではないのと剪定…

出張

今年で手入れに入り4年目になるお庭です。当初はすべて玉仕立てで仕上がっていた樹木も鋏み透かし剪定に変え、高さも落として大分景観が変わりました。 京都といえば鋏み透かし剪定と言わんばかりに鋏みをいれます。 実際、地方のお庭では剪定内容が京都とは…

チャドクガ

公園で遊んでいるとサザンカにチャドクガを発見しました。日本では代表的な毒蛾です。お茶の木などツバキ科の葉に発生することから茶毒蛾(チャドクガ)とよばれています。 幼虫期はいわゆる毛虫とよばれる外見で黒く見える模様の部分に、風で飛ばせるほど小…

レンガ

レンガは遠路の土間に並べたり花壇に使われたりします。 他にも物置台を造るのに縁をレンガで囲い土間仕上げをすると、何もないモルタル仕上げよりオシャレになりますよね。 砂利の中にレンガを並べると歩きやすくなります。レンガの使い方は多様にあります。…

草引き

草引きは手間がかかる作業です。お庭に良く生えているクラマゴケ。 コケと名前が付いていますが苔ではありません。紛らわしいですね、、 クラマゴケはシダ科の植物です。コケ植物との違いは、シダ科は葉、茎、根の区別がありコケ植物はありません。他にもい…

ケヤキの剪定

ケヤキは高さ30mを超えることもある落葉性の高木です。 枝はほうき状に広がって美しく都市公園や街路樹などによく植栽されていますね。 「けやき」の名は「けやけき木」が由来。「けやけき」には「目立つ、ひときわすぐれている」という意味があります。ケ…

三和土仕上げ

土間は三和土(たたき)で仕上げます。三和土は敲き土(たたきつち)の略で赤土、砂利などに石灰とにがりを混ぜて練り、塗ってたたき固めた素材。3種類の材料を混ぜ合わせることから三和土と使われます。 京都は深草の深草土などの叩き土に石灰や水を加えて…

下地施工の流れ

庭造りの始めは墨出しからすき取り、排水を確保し整地します。 土間仕上げがあるときはそれから下地となるベースをつくっていきます。 鉄筋は砕石転圧後にメッシュと編むのに長いめに曲げておくといいですね。 砕石転圧はプレートでしっかり締固め、隅々はダ…

石積み

石垣は積み方によって野面積み(のづらつみ)、打込接(うちこみはぎ)、切込接(きりこみはぎ)の3つに大別できます。 接(はぎ)とは石と石との接合のことで、積み石の接合部分を削って接合部分の面積を増やします。 お城跡でみかける石垣はどれも同じに見…

トップジンMペースト

大きな樹木の剪定には太い枝を切り落とすことがあります。その切り口にトップジンMペーストを塗布します。 樹木にもよりますが、弱っている木や強剪定にむかない木、あまり剪定をしていない木などには塗布します。 トップジンMペーストを塗布すると耐雨性…

マキの葉むしり剪定

イヌマキを葉むしり剪定で仕上げます。イヌマキはラカンマキに比べて葉の幅が広く長さもイヌマキの方が長く間隔もあまり密集していないのが特徴です。 葉と葉の間隔も広いのでラカンマキに比べ古葉もむしり取りやすいかもしれませんね。 鋏み透かしは、刈り…

マツの鋏み透かし

マツの仕立ては大きく分けて、春のみどり摘みと冬のもみあげ透かし剪定があります。 みどり摘みは、春に新芽が数本立ち上がってくるのでかきとり、自然なしまった樹形に維持するため。 もみあげ透かし剪定は、冬に古い葉をむしり取り全体に陽が差し込むよう…

マキの葉むしり剪定

マキの葉むしり剪定です。剪定の大切なことは剪定の方向、方法、枝の残し方です。 きれいな緑色の葉を残し、色が変わり始めた古葉や枯れた葉を取り除く作業です。 古葉を一度に落とすので庭掃除も楽になります。 最初は枝を触るだけで落ちる古葉を落とします…

防草シート砂利敷き

建物周りの狭い空間は意外と管理がたいへんです。土がなくても草は生える強い植物なのでまめに草引きをしてもすぐ生えますよね。いろいろな場所に使える防草シート砂利敷きをおすすめします。 防草シートもたくさんの種類がありますが、砂利下に敷くと半永久…

アサガオ

夏休みも終盤、連日たくさんの花が咲いています。 アサガオの花は一日花(開花して一日で終わってしまう花)です。 花を楽しめる時間が限られますが、その代わりに毎日次々と花を咲かせます。咲き終わった花は子孫を残すために種を結びます。 それには多くの…